【超簡単解説】保育施設の入り方【3ステップ】

保育士と子ども 【子育て】お役立ち情報

仕事復帰に向けて準備をしなければならないことのうち最大の関門といえば「保育所の手続き

子どもの預け先が決まらないことには仕事復帰もままなりません

まずは保育所やこども園に直接行けばいいの?電話で相談?

初めてのお子さんだと何から手を付けていいものかよくわからないですよね

私は小・中・高の教員免許を持っていることに加え、過去7年にわたり子どもや子育てにかかわる仕事に従事、さらには現在2児の子育て中であり、子育てに関する制度や実態について幅広い経験を積んできました

この記事では、保育所やこども園など仕事復帰の際に子どもを預かってくれる施設の利用方法についてベースとなる流れをご紹介します

最後まで読んでいただければ保育所の決定に向けたスムーズな仕事復帰の一助となることでしょう

結論から言うと

実は保育所に入れることはそんなに難しいことではありません

記事に書かれている3つのステップを踏むだけでとっても簡単に入所することができます

※今回のケースは認可施設の利用方法なので、認可外保育施設や企業主導型保育施設などは別の流れとなります

子どもを保育所に入れるには簡単3ステップを実践

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ステップ1:提出時期や提出期限の確認

スケジュール

まず初めにすべきこととして、保育施設の利用にあたっての申請期限を確認することです

認可保育施設に関しては各自治体が利用希望者の調整を行うため、利用開始のタイミングによって申請できる期間が設定されている場合が多いです

例えば「10月から子どもを預けたい場合、前月の9月10日が申請期限」といった形です

特に注意が必要なのが、新年度の4月から利用を開始する場合です

4月は利用申し込みが集中するため、自治体も長めに利用調整期間を設けており、年末から年始にかけて申し込みを締め切ってしまうケースが多いです

その後は随時の受付もしてくれますが、最初の締め切りに間に合わないと利用調整の段階で希望する施設に入れない可能性が高くなります

この場合、最悪、待機児童扱いとになってしまいます

そのため、まずは自分の希望する利用開始日に対して、申請の期限がいつなのかを確認しましょう

申請できる期間が設定してある

期間を過ぎると希望する施設に入れない場合も

ステップ2:市区町村へ申請

申請書

申請期間が確認出来たら、実際に市区町村の窓口へ申請します

提出書類は基本的に次の3つ(場合によっては追加で提出が必要な書類もあります)

  • 支給認定申請書
  • 施設利用申請書
  • 就労状況等証明書

※支給認定申請書と施設利用申請書は1枚にまとめてあることが多いです

(書類の名称は自治体によって異なります)

さて、支給認定申請書・施設利用申請書は必要事項を記入すれば提出できます

ですが「就労状況等証明書」については支給認定の事由によって作成方法が異なります

主な支給認定事由は

  • 就労(会社員等)
  • 就労(自営業)
  • 産前産後
  • 病気・障害・介護
  • 求職活動中

これらは保育施設を利用するための「理由」であり、それぞれの理由で書類の作成が必要です

就労状況等証明書の作成例

  • 就労(会社員等):会社が就労証明書を記入し、就労状況を証明してもらう
  • 就労(自営業):仕事内容の自己の申告内容を就労状況等証明書に記入し、客観的な証明書類を提出
  • 産前産後:母子手帳の添付
  • 病気や障害:診断書や障害者手帳の添付
  • 求職活動中:自己申告またはハローワークなどで発行する求職活動の確認できるもの

要するにそれぞれの理由で「自分の家では親(保護者)が日中に子どもを見れる状況ではないんです!」とわかってもらうための書類です

提出書類の例を示しましたが、実際にどのような書類の提出を求められるかは提出先の各自治体への確認が必要です

保育施設を利用する理由に応じた提出書類を準備する必要がある

ステップ3:施設との調整

手続き

保護者から申請が提出され後、受け付けた自治体が「保護者が利用を希望する施設」と「実際に利用可能な施設」を照らし合わせ、施設側と子どもの受け入れについて調整していきます

この利用調整が終わるといよいよ子どもが入る保育施設が決定します

支給認定と利用施設の決定に関する通知が交付されますので内容を確認しましょう

利用する施設が決定したら施設と話をしながら利用開始までに準備を進めていきます

施設と確認すること

  • 利用契約や副食費の説明
  • 施設で使う日用品などの準備物
  • 日々の施設での生活のことなど

公立施設であれば、施設利用契約や副食費に関する説明は最初に申請書を提出した窓口と同じ担当課でしょう

一方で私立施設の場合、施設と別途直接契約をする必要があります(仰々しく契約書を結ぶことはあまりないと思いますが、仕組み上はそうなっています)

利用開始に向けた準備物としては、例えばお昼寝用のお布団やタオル、着替え歯ブラシなど様々あります

準備するものがたくさんあるので早めの確認と準備を開始しておきましょう

施設にもよりますが、子どもを交えて事前に面談も行います

その際に、施設での一日の過ごし方や子どもについて留意してほしいことなどを施設と保護者で共有します

一連の確認や準備が終われば後は利用開始を待つだけです

保育施設を利用する理由に応じた提出書類を準備する必要がある

まとめ

この記事では保育施設への入り方を3ステップの形で解説しました

  • ステップ1:提出時期や提出期限の確認
  • ステップ2:市区町村へ申請
  • ステップ3:施設との調整

【流れのおさらい】

まず、保育施設の利用開始希望日に対して申請期限がいつになるのかを確認します

申請期限が確認でいたら申請書提出の準備

就労状況等証明書で認定事由を示さないといけません

お勤めの会社に書いてもらうなどする場合は時間がかかる場合もありますので早めの準備をお勧めします

無事に申請も終わり利用する施設が決まったら、施設と利用に関しての確認や説明、子どもに関する情報共有などを行います

ここまでが利用開始に受けての準備です

いざ子どもを保育所などに入所させようとした際、何から手をつけたらいいものか不安になったりもします

ですが、順序だててみてみると、子どもを保育施設に入れることはそんなに難しいことではないことがわかりますね

これから仕事復帰などで子どもを保育施設へ預けることをご検討中でしたら是非参考にしてみてください

保育に限らず子育てに関する様々な制度などについて、ご質問等あればお気軽にお問い合わせください

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