子どもが5歳にもなるとまわりのお友達の中にも習い事を始めている子が徐々に増えてきます
それを横目に焦りを感じながら、あの子もやっているからと同じ習い事をさせればいいというものでもなく
習い事と一言で言ってもスポーツ系から文化・芸術系、学習系など様々
わが子に何をさせてあげればいいのかが正直よくわからない
月謝や送迎などのハードルがある
そんな中でも子どもにとってより良い選択をしてあげたいですよね
私は小・中・高の教員免許を持っていることに加え、過去7年にわたり子どもや子育てにかかわる仕事に従事、さらには現在2児の子育て中であり、子育てに関する制度や実態について幅広い経験を積んできました
わが家では長女(5歳児)が2022年4月からこどもちゃれんじ(じゃんぷタッチ)を利用開始しました
ネット広告や郵便物でよく見るこどもちゃれんじや進研ゼミの勧誘ですが「正直どうなの?」と感じている方も多いのではないでしょうか
本記事ではその「正直どうなの?」の疑問に対して判断の材料になるよう、わが子がこどもちゃれんじを使用していく中でのレビューを掲載していきます
今回はレビュー7月号
とりあえず今のところの使用感ですが、私は年長さんの習い事の悩みについて、こどもちゃれんじがひとつの選択肢として充分な存在感があると考えています
この記事を読むことで、こどもチャレンジを始めるにせよ始めないにせよ納得感を持って次のステップに進めるでしょう
5歳児に開始すべき習い事について整理することができますし、今後の子育てに参考になります
7月号の特徴はこちら
- 平面図形をパズルや塗り絵感覚で多角的にとらえられるよう学ぶ
- 時計の読み方「ちょっと前」「ちょっと過ぎ」のような抽象表現を学ぶ
- 月や宇宙の不思議を観察、月のカタチや宇宙環境について学ぶ
じゃんぷタッチとは

初めにじゃんぷタッチについて確認しておきましょう
こどもちゃれんじのタブレット型プログラム
じゃんぷタッチはこどもちゃれんじの年長さん用コースで、1年を通してタブレットを用いた学習を進めていきます
過去記事でも解説しているので参考にしてみてください
7月号の各テーマ内容
以下はじゃんぷタッチのプログラム7月号における内容です(しまじろうクラブおうえんネットより引用)
各テーマについてどのようなことを意識しているかがわかります。
知育 平面図形
7月号の重点テーマは「平面図形」です。
形を組み合わせる「平面図形の構成」や、見本どおりに色を塗る「塗り絵」など、形を正しく捉える力を育みます。
また「長音の表し方」、時計の「ちょっと前、ちょっと過ぎ」の読み方などにも取り組みます。
科学 月・宇宙の不思議
身近な自然の不思議を複数の視点で観察することで、さまざまなことに興味を広げる意欲を育みます。
月の形が変わって見えるのはどうしてだろうという疑問をきっかけに、宇宙にある惑星や、宇宙空間での無重力状態などについて学びます。
音楽 声を使って音を形で捉える
身近な音である「声」を使って、音を形にしていきます。
ふだん見えない音が視覚化されることで、音の形、長さ、強弱など、多面的に理解していきます。
社会性 おとまりほいくにいったよ
しまじろうのお話を楽しみながら、困ったときは知らない人にも勇気を出して聞くことの大切さを考え、社会性を育みます。
ルール・マナー めざせ! ばっちり はしの もちかた
7月号は「箸の持ち方」をテーマに学習します。
小学校の入学に向けて、正しい箸の持ち方・動かし方を学び、きれいに使えることを目指します。
英語 Let’s play together!/OK./IJK
「いっしょにあそぼう」「いいよ」の言い方・「アルファベット」にくりかえしふれることで、日本語とは異なる外国語の音や表現を楽しみます。
じゃんぷタッチ7月号レビュー

実際にじゃんぷタッチ7月号を娘が利用しているのをみていて感じたことなどをレビューしていきます
時計の読み方のバリエーションが増える
これまでも時計の読み方については正時や半読みなど取り扱ってきました
今回は「〇時ちょっと前」や「〇時半ちょっと過ぎ」といった少し抽象的な表現を学びます
このように表現を増やしていくことで、子どもの時間に対する認識や感覚がどんどん大人に近づいてきていると感じています
生活や会話をするうえで時間の共通理解・認識がどれほど大切なことか、子どもの成長を感じることで気づかされます
長音について学ぶ
ひらがな・かたかなについては、これまでの学習でわが子もほぼ読み書きができるようになりました
7月号では長音について文字を比較しながら学んでいきます
例えばハンバーグの絵を見せて「ハンバグ」「ハンバーグ」のどちらの読みが正しいか考えてみます
長音記号の意味するところを繰り返し学ぶことでより実践的な読み書きの学習をすることができます
全体としても、長音に限らず文字の読み書きは様々なワークで反復的に学ぶことをかなり意識して作られているように感じます
それだけ文字の読み書きは学習の基礎として重要ということです
宇宙の不思議
ついに来ました「宇宙」
これまでも空や海、植物と身の回りの科学について触れてきましたが今回は「宇宙」に注目しています
身近ではないけど大人としてもとてもロマンを感じるテーマです
内容としては月の満ち欠けや無重力状態についてアニメーションを交えながら解説しています
声で作図
新たに「声」を使って図形を作るワークが登場しています
声の大小で表現
空気の揺れをイメージできるようなアニメーションになています
このような仕掛けもデジタルワークならではと言えるでしょう
思考力をのばす
思考力を伸ばすためのワークが多種多様に用意されています
ものを見る角度によってどのようなシルエットになるか、さまざまなオブジェクトをどういったカテゴリ(食べ物や楽器など)に分けることができるかなど
間違え探しは大人でも注意深く観察しないとわからないよなものや、「5=2+〇」のような逆算することを学ぶ内容があります
柔軟な思考を育むのにとてもいい内容だと感じています
1日100円程度の費用
1日3レッスンが基本
3レッスン完了後も、さらにやりたい分だけ追加でワークに取り組めます
そんな中で費用の妥当性についてですが、最安で2,980円/月のプランですので、日々に換算すると100円程度、毎日取り組めるわけですからコスパはかなりいいのではないでしょうか
対面・非対面を単純に比較することはできませんが、他の一般的な習い事が週に1回程度利用して月謝がさらに高額なわけですから、こどもちゃれんじがとっつきやすいことは間違いないです
まとめ
この記事ではこどもちゃれんじ「じゃんぷタッチ7月号」についてのレビューを掲載しました
7月号のテーマはメインどころで
- 平面図形をパズルや塗り絵感覚で多角的にとらえられるよう学ぶ
- 時計の読み方「ちょっと前」「ちょっと過ぎ」のような抽象表現を学ぶ
- 月や宇宙の不思議を観察、月のカタチや宇宙環境について学ぶ
それらのワークを子どもが学習していく中で感じたことは
- 会話や生活をしていくうえで時間の共通認識・感覚がどれほど大切なことか、気づかされるほどに子どもの成長を感じる
- 文字の読み書きは様々な学習の基礎、様々な種類のワークでの反復練習により子どもが飽きずに頑張れる工夫がある
- 「宇宙」について学ぶことでより科学に関する関心の輪が広がる
利用を開始して4か月が経過しました
総じてタブレットのコースを選択してよかったと感じています
もちろんタブレット学習にもメリット・デメリットがありますが、いろんな教材を次々と送られてくるよりもタブレットに電子コンテンツが追加されていく方が我が家のスタイルにはハマっています(子どもにしてみればいろいろ届いた方が楽しいのかもしれませんが)
冒頭でも述べましたが、年長さんの習い事のについてこどもちゃれんじ「じゃんぷタッチ」がひとつの選択肢となるのではないかと考えます
当然、子どもにどういったことをしてほしいか、何が向いているかなど本質的なことを抑えたうえで、コストパフォーマンスやプログラムの質などを考慮してもありありでしょう
今後、子どもの習いごとを選択する際の参考にしてもらえたらと思います
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