子どもが5歳にもなるとまわりのお友達の中にも習い事を始めている子が徐々に増えてきます
それを横目に焦りを感じながら、あの子もやっているからと同じ習い事をさせればいいというものでもなく
習い事と一言で言ってもスポーツ系から文化・芸術系、学習系など様々
わが子に何をさせてあげればいいのかが正直よくわからない
月謝や送迎などのハードルがある
そんな中でも子どもにとってより良い選択をしてあげたいですよね
私は小・中・高の教員免許を持っていることに加え、過去7年にわたり子どもや子育てにかかわる仕事に従事、さらには現在2児の子育て中であり、子育てに関する制度や実態について幅広い経験を積んできました
わが家では長女(5歳児)が2022年4月からこどもちゃれんじ(じゃんぷタッチ)を利用開始しました
ネット広告や郵便物でよく見るこどもちゃれんじや進研ゼミの勧誘ですが「正直どうなの?」と感じている方も多いのではないでしょうか
本記事ではその「正直どうなの?」の疑問に対して判断の材料になるよう、わが子がこどもちゃれんじを使用していく中でのレビューを掲載していきます
今回はレビュー5月号
とりあえず今のところの使用感ですが、私は年長さんの習い事の悩みについて、こどもちゃれんじがひとつの選択肢として充分な存在感があると考えています
この記事を読むことで、こどもチャレンジを始めるにせよ始めないにせよ納得感を持って次のステップに進めるでしょう
5歳児に開始すべき習い事について整理することができますし、今後の子育てに参考になるはずです
5月号の特徴はこちら
- 数字の書き方の練習や数の足し引きについて図を用いて学びながら算数の基礎を培う
- 海の不思議を観察して生物や自然環境に触れる
- ふきんの持ち方絞り方を学び生活力を伸ばす
じゃんぷタッチとは

初めにじゃんぷタッチについて確認しておきましょう
こどもちゃれんじのタブレット型プログラム
じゃんぷタッチはこどもちゃれんじの年長さん用コースで、1年を通してタブレットを用いた学習を進めていきます
過去記事でも解説しているので参考にしてみてください
5月号の各テーマ内容
以下はじゃんぷタッチのプログラム5月号における内容です(しまじろうクラブおうえんネットより引用)
各テーマについてどのようなことを意識しているかがわかります。
知育_数量/論理
5月号の重点テーマは「数量・理論」です。
数字の書き、数の合成・分解など、多面的に数に触れながら、頭の中で数と数量を結びづける力を育みます。
また、条件整理や位置関係などの課題を通して、論理的に考える力を伸ばしていきます。
科学_海の不思議
身近な自然の不思議を複数の視点で観察することで、さまざまなことに興味を広げる意欲を育みます。
海の生き物や海の現象について、自分で考えたり想像したりしながら、学んでいきます。
アート_動きに注目して、視点を変えて見立てる
動きに注目し、お子さんが知っている物を視点を変えてほかの物に見立てる造形活動を通して、その子らしい発想や新しいものを生み出す創造的思考を促します。
社会性_みんなみんなよかったね
しまじろうのお話を楽しみながら、自分も相手も嬉しい状況を作るための工夫を考え、社会性を育みます。
ルール・マナー_めざせ!ばっちりふきんしぼり!
5月号は「ふきんしぼり」をテーマに学習します。
小学校での給食や掃除の入学準備として、ふきんの持ち方や絞りかたを学びます。
英語_How are you?/DE
「あいさつをするときの言い方」「アルファベット」にくりかえしふれることで、日本語とは異なる外国語の音や表現を楽しみます。
じゃんぷタッチ5月号レビュー

実際にじゃんぷタッチ5月号を利用してみて感じたことなどをレビューしていきます
算数の基礎をじっくり学べる
数字の書き方や絵などを用いた足し算引き算を学習します
要はここで算数の基礎に触れることができ、このテーマをマスターすれば数式での足し算や引き算もすぐにできるような内容になっています
親しみやすい絵を用いた解説付きのワークなので、子どももあまり抵抗なく取り組めています
すごく簡単な数値例から始めていくのでじっくりと学びを進めることができるでしょう
ひらがなの練習がはかどる
4月号から引き続きひらがな書きを練習しています
反復練習のおかげで、わが子は見本がなくてもひらがなをかけるところまで成長しました
母の日には「おかあさん“え”」と自分で書いたメッセージを送り、妻を喜ばせました
ほとんど書き間違えもなく、1、2か月での成長は目まぐるしいものと感じています
4月のレビューでも書いたのですが、書き練習では見本を横に並べてマスの中に書いていくなかで、線が大きくずれたり書き順を間違えるとすぐに指摘してくれるので、何を間違えたのかがわかりやすいです
正しく書くためのポイントなどを段階的に示してくれるので、自分の力を伸ばしながら効率的に学習できるタブレット学習ならでは仕組みになっているのではないでしょうか
海の不思議に触れる
海の不思議に触れていて、細かい解説まではありませんが水圧の存在について「海中の深いところではボールがつぶれる」など説明しています
また、深海ならではの生物なども紹介し、さまざまな興味関心を掘り起こすようなワークの作りになっています
正直、大人が見ても発見のある教材になっているかなと感じました
思考力ぐんぐん
思考力を伸ばすためのステップアップワークがあります
なかなか子どもにとって難問のようで、わが子も苦戦していました
シンプルに正答を2択から選ぶようなものでなく、しっかり考えて答えを導き出す必要があります
そのためには何を問われているのかを理解する必要があり、その問いの理解がなかなか難しいなという内容がいくつかありました
子どもからも「どうすればいいの?」と何度か質問されました
なので、答えを導き出す思考力もそうなんですが、問いを理解する読解力を伸ばすワークにもなっています
1日100円程度の費用
1日3レッスンが基本
3レッスン完了後も、さらにやりたい分だけ追加でワークに取り組めます
そんな中で費用の妥当性についてですが、最安で2,980円/月のプランですので、日々に換算すると100円程度、毎日取り組めるわけですからコスパはかなりいいのではないでしょうか
対面・非対面を単純に比較することはできませんが、他の一般的な習い事が週に1回程度利用して月謝がさらに高額なわけですから、こどもちゃれんじがとっつきやすいことは間違いないです
まとめ
この記事ではこどもちゃれんじ「じゃんぷタッチ5月号」についてのレビューを掲載しました
5月号のテーマはメインどころで
- 数字の書き方の練習や数の足し引きについて図を用いて学びながら算数の基礎を培う
- 海の不思議を観察して生物や自然環境に触れる
- ふきんの持ち方絞り方を学び生活力を伸ばす
それらのワークを子どもが学習していく中で感じたことは
- 絵などを用いた簡単な計算からスタートして算数の基礎が抵抗なく学べる
- ひらがなの書き練習など反復的に学習できる仕組みがいい効果を生んでいる
- 発展的な内容では思考力と読解力が鍛えられる
- コスパは1日100円程度と考えたらかなりいい
全体感として、タブレットの難点も見えてきたかなという部分もあります
例えば、対面とは違うので説明がどうしても一辺倒になってしまいます
子ども本人がうまく問いを理解できなかった場合、対面であれば違った角度から質問することもできますが、タブレットなどの電子教材ではそういうわけにもいきません
デメリットのひとつかもしれませんが、この点は親がいくらかサポートすることでクリアできるかなと考えています
これは一長一短なので、何を選択するか考える際の参考にしていただければと思います
冒頭でも述べましたが、年長さんの習い事のについてこどもちゃれんじ「じゃんぷタッチ」がひとつの選択肢となるのではないかと考えます
当然、子どもにどういったことをしてほしいか、何が向いているかなど本質的なことを抑えたうえで、コストパフォーマンスやプログラムの質などを考慮してもありありでしょう
今後、子どもの習いごとを選択する際の参考にしてもらえたらと思います
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