こんな困りごとはありませんか?
- こども園が定員いっぱいで入園できなかった
- 習い事に通わせたいが送り迎えに間に合わない
- 子どもの世話に手いっぱいで買い物にさえいけない
- ベビーシッターを雇うにもお金が
そんな時に活躍してくれるサービスがあります
その名もずばり「ファミリー・サポート・センター」略してファミサポ!
簡単に説明すると子育てを「手伝ってほしい人」と「子育てを手伝いたい人」の相互扶助の仕組みとなっていて、習い事の送迎やお買い物中の保育など、様々なシーンで 子どもを預かってもらうことができます
今回はこのファミサポについて世の中にもっと浸透したらいいのになという思いから、メリットなどを踏まえてご紹介します
この記事を読んでいただければ「自分もファミサポを使ってみようかな」と思っていただけるでしょう
ファミサポを利用する3つのメリット
- ベビーシッターよりも利用ハードルが低い
- 利用料を払うので引け目を感じにくい
- 幼児教育・保育無償化の対象事業になっている
まずはファミサポについて私の考えるメリットを3つあげてみました
詳細については後述するので、先にファミサポがどういったものなのかご説明します
ファミサポの概要
簡単に表すと子育てについて手伝ってほしい人、子育てを手伝いたい人がともに会員登録をし、事業者がアドバイザーを派遣してその両者を引き合わせるというものです
相互扶助

先に書きましたとおり、ファミサポは子育ての援助を利用したい人(依頼会員)と、協力したい人(提供会員)を事業者がアドバイザーを派遣して両者をマッチングさせる仕組みです
費用報酬は発生していますが地域によっては非常に安価で、あくまで提供会員も仕事ではなく、相互援助(ボランティア)の一環で協力しています
また、両方会員といって時には利用者、時には協力者という会員もいます
ファミサポ利用ケース

代表的な利用ケースをいくつか記載します
習い事の送迎
小学校の下校から習い事への移動は子どもひとりでは難しい場合もあり、仕事の都合で親が送迎することもできず習い事そのものをあきらめてしまうことがあるでしょう
そのようなときに提供会員が小学校や学童保育などに子どもを迎えに行き、そのまま習い事先まで送り届けてくれます
両親の帰宅までのつなぎの保育
保育所や学童保育などの保育時間中に両親の勤務時間が終わらない場合、両親の帰宅までの間、提供会員が子どもを預かってくれます
通常、提供会員の自宅等で預かり、食事の提供も可能な場合があります(食事の提供を受けた場合は実費徴収される)
買い物などちょっとした用事やその他リフレッシュ目的でも
日常の買い物やリフレッシュ目的でもファミサポを利用することができます
普段子どもと常に一緒だとなかなかできないことも、数時間子どもを預かってもらうことでできちゃいます
子育てにはそんな時間も必要ですよね
注意点
利用ケースを記載しましたが、相手あってのことですので何でもかんでもOKというわけではありません
- 利用可能な時間や内容は事業者によって異なる
- どこまでを利用できるかは提供会員との話し合いにより決まる
利用年代

依頼会員は30~40代、提供会員は40~60代の世代が多く、ほぼほぼ(9割以上)女性が占めています
提供会員は子育てを経験している方が多いので子育てに関する相談なんかもしやすいのです
利用児童の年代は3~8歳を中心に幅広く利用されています
ただし、利用できる児童の年齢の下限上限は事業者によって異なるので要確認
メリットの解説

ここからファミサポを利用することのメリットについて解説していきます
ベビーシッターよりも利用ハードルが低い
ファミサポは相互援助を掲げています
要はボランティアです
そのため、依頼会員から提供会員へ報酬は払いますが、ベビーシッターを雇った場合よりも非常に安く済みます(1時間当たり600~700円程度場合が多い)
ボランティアなので最低賃金よりも安い報酬です
またファミサポはそのほとんどが自治体による直営かもしくは委託事業となっています
つまりは行政の監督下で実施されているので一定の安心感もあるかと思います
これらを理由に、ベビーシッターに比べると大変利用しやすい事業だと思います
利用料を払うので引け目を感じにくい
援助してもらうと思ったとき、つい「相手に申し訳ないな」と考えてしまうかと思います
ですがファミサポでは一定の報酬を支払うので、ただ援助してもらっているのではなく、安いなりにも対価を払ているということで引け目も感じにくいです
さらに、依頼会員自身は両方会員になってしまえば可能な範囲で自分も協力できるので役に立てているといった喜びにも結び付けられるのではないでしょうか
幼児教育・保育無償化の対象事業になっている
最後にファミサポは幼児教育・保育無償化の対象事業になています
無償化の恩恵を受けるには、保育認定を受ける必要があり、そのうえで認可保育所などのサービスを受けていないなどの制約があります
少し複雑なのでこの部分についてはまた別の機会に解説できればと思っています
まとめ
ファミサポは相互援助であり、地域の方々の善意のうえで成り立っている
利用メリット
- ベビーシッターよりも利用ハードルが低い
- 利用料を払うので引け目を感じにくい
- 幼児教育・保育無償化の対象事業になっている
利用できるケース
- 習い事の送迎
- 両親の帰宅までのつなぎの保育
- 買い物などちょっとした用事やその他リフレッシュ目的などなど
ファミサポは様々なシーンで利用することができます
提供会員も子育て支援に何か役に立ちたいという思いから手をあげていらっしゃると思いますので、依頼内容が無理難題でない限り、どんどん事業を活用することが、その思いに報いることにつながるのだと思います
こういった地域を巻き込んだ子育て支援事業が発展し、より子育てのしやすい社会になるといいですよね
まずはお住まいの地域のファミサポに会員登録を
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